2011年11月10日木曜日

幸福王国ブータン報告最終回

イベント告知を挟みましたが、ブータン報告の最終回をしたいと思います

最終回では、チベット仏教と農村でのホームステイの様子をお見せしたいと思います

ということでいきなりですが...

どーん!!




なんてとこにあるんだ(笑)



これはお守りです


見づらいけど、滝も壮観でした!
ちなみに旗には祈りが込められていて、なびけばなびくほど願いが叶うそうです


これらの写真は、ブータンでも有名な虎の巣と呼ばれているお寺です
僕が今まで見てきた風景の中でも、圧倒的に美しかった


ブータンは世界で唯一チベット仏教が国教に定められている国です

彼らの生活の基盤にはチベット仏教があり
チベット仏教があるからこそ彼らは豊かさを感じています

仏教の存在が、彼らの精神性を高め、物質主義への転換を防いでいるように感じました

僕が特に宗教に関してすばらしいと思ったのは、ただの信仰心の高さではありません

宗教が社会の秩序を保つ役割があるという事を、人々が教育によって理解しているのです


ブータンには至る所にこのようなお寺がありますが、おもしろかったのはここ

尼さんしかいないお寺です


奥に見えるのは皆女性の尼さんです
学校進学という道を捨てて、尼さんになると決めた子もいました



皆さん想像つきますか??尼さんとして生きる人生

それも、強制ではなく自らの意思で
そしてその生き方に幸せを感じている

ほんとうにすばらしい尼さん方でした

皆さんも今の生き方に疑問を感じたら、自分の生き方を模索してみてください


さて、ここからは、僕が一番報告したかった農村でのお話です

今回、僕はブータンのイビサ村というところに行ってきました

橋を渡って...


これがイビサ村



きれいでしょ??棚田です

家はこんな感じ



初めて歩くあぜ道


僕のホストファミリーです
左からコミ、お父さん、子供とお母さん、僕です


この人はシャーマンです
病人もいないのに、見たいという理由だけで呼んで、きてくれました(笑)


夜はお祭り、キャンプファイヤー


これ、家の窓から撮った写真ですよ(笑)


村では一つのトイレを村人皆で使ったり
電気はほとんどつかえないので9時くらいに就寝(笑)
お風呂が無いから川で体を洗ったりと

いやーほんと僕こういうの大好きなんです(笑)

夜が早いから、みんな早起きしてチーズを作ったり、畑仕事をしたりします

そして僕がこの村で一番忘れられなかったもの...
それがこいつです


そう、ご飯です

正直、ご飯だけは不安でした
初日のご飯を食べたときの感想は...
「これあと5食分か...」なんてため息がでてたんですが...


最終日、ご飯を食べて泣きそうになりました

この写真のご飯、実は彼らにとって最大のおもてなし

ジャガイモに唐辛子、干し肉をいためただけのものですが...
これが日に日においしくなって、今ではもう一生忘れられない味になりました

その理由としては、やっぱり「愛情」です

彼らは、僕らが食べてる間は何も食べません
ただ見て、そしておもてなししてくれるんです

はっきり言えば、僕の方がお金持ちだし、裕福かもしれない
しかし、僕を先進国から来た人ではなく、一人の僕と言う個体として迎えてくれたんです
そして家族のように接してくれました

思えば、ああやって家族でご飯を食べる時間って、日本ではもう全然ない
とても単純だけど、悲しい事です

僕にはイビサ村でのご飯の持つ「あたたかさ」が今でも忘れられない味となっています

今回の旅で一番大きな出来事でした
まさに、「幸せ」を感じる事ので来た時間でしたね


ブータンにもまだまだ問題は山積みのようにあります

しかし、確かにブータンは他のどの国とも違った「可能性」を感じさせてくれる国でした

皆さんも是非、一度訪れてみて下さい

それでは、これでブータンの報告を終えたいと思います

これからもCTCをよろしくお願いします

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